被災地のため…斎藤隆“野球人生の集大成”地元仙台でのプレー選択

[ 2012年12月28日 09:38 ]

楽天と1年契約で合意した斎藤

 ダイヤモンドバックスからFAとなった斎藤隆投手(42)が、楽天と1年契約で合意したことが27日、分かった。メディカルチェックを経て、29日にも正式発表される。

 斎藤は楽天の本拠地・宮城県仙台市の出身。野球人生の集大成として愛する故郷でプレーすることを選んだ。

 来年2月に43歳となる右腕が今も現役を続けるのには、理由がある。昨年3月の東日本大震災。ブルワーズでプレーしていた斎藤は故障続きで、一時は現役引退も考えた。しかし、被災地のファンから多くの励ましを受け「渡米してからはいつ辞めてもいいと思って一球一球投げてきたが、野球って生き死にじゃない」と心境に変化が生まれた。昨オフには被災地を訪れ、支援物資を届けたり、野球教室を開催した。今度はマウンドから被災者を勇気づける。

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2012年12月28日のニュース